第2回 ウダウダの会


「マネ?ランチパーティー」
2011年7月3日(日)
時間:11:00~16:00
ゲストスピーカー:京都楽天堂高島千晶さん
http://www.rakutendo.com/

(※チラシのPDFファイルはこちらよりダウンロードできます。)

 


今回は、1回目に参加されていた方と、楽天堂さんが連れてこられた方、豆クラブの会員の方と私達の友人合わせて20名の参加でした(プラス子どもが10名おりました)。

最初に千晶さんが震災後の話題として、4つのことを取り上げられました。1つは会員さんの安否と受入先の話について、1つは被災地方面の買い支えなどの支援について、1つは、Twitterについて、そして最後に、ご自身の学校のプールの放射線量測定のひと騒動について。どれもこれも、私達が多かれ少なかれ関わり直面する話題ばかりで興味深く聞かせていただきました。

そのあとは、一人一人の自己紹介になりました。ウダウダの会はなぜが夫婦での参加が多く、今回も、7組の夫婦が参加しておりました。ムーさんに「皆さん”嫁さん”と紹介する」と指摘され、なるほど確かにそうだったなあと思い返していました。独身の人口が少ないせいもあるかもしれませんが、私的には夫婦での参加が多いことはとてもうれしく思っています。それと、私は40歳なのですが、ちょっと若いまだ子どものいない30代の夫婦の参加者がいるのも頼もしい気がしています。そして、元々この地にすんでいる人ではなく、移住者がほとんどであるものこの会の特長です。

自己紹介の中で印象に残ったのは、助産師をされている方の話でした。一番母子に近いところにいているのに、放射性物質の危険性を話そうとしたら上からおとがめを受けたり、取り合ってもらえなかったりというところで物凄く葛藤されていることを涙ながらに話されていました。旦那さんも奥さんの葛藤がこんなに大きかったのかということをこの席で驚かれたようで、後でお礼のメールをいただきました。自然とそういう自分の心の中を吐露出来る場になっていたのは最初の千晶さんの話のおかげではないかと思いました。

個人的にはもう一つ、ムーさんの自己紹介が色々意外な話が多くて面白かったです。真面目な部分では、原発は人が踏み込んでは行けない領域なのにそこを危険と感じる身体感覚が欠如してしまっているという話がなるほどなあと思いました。

ある程度メンバーが固定化しそうなので、自己紹介は何回もする人も出てくると思うのですが、これは自己PRの練習の場だと思って手を抜かずに続けていきたいと思います。

各自の長~い(笑)自己紹介が終わってようやくランチタイムです。(でも一人一人の話はもっと聞きたいようなそれぞれ密度の濃い話でした。)

今回の食卓は非常にバラエティーあふれる食卓になりました。

この近辺は外食を楽しむような環境ではないので、みな自然と料理作りに趣向を凝らすことが好きなのかもしれませんね。会員の方で神奈川の方から移住地探しの旅行の合間に立ち寄られた方が、「こういう集まりをしようとしても今はその食材が用意できない」と話されておりました。

あっという間に沢山あった料理がみんなの胃袋に消えてなくなってしまいました。

そして、そのあと原発でなはいですがエンジニアの仕事をしている方がいらっしゃり、その方に今回の原発の事故について思うところを話してもらいました。
そうこうしていると、前回のゲストの勝井さんが途中参加。勝井さんが割って入った話をきっかけに、ムーさんも含め男性陣があーだーこーだと言いだす状況になってしまったのですが、「そろそろ休憩しましょうか」という千晶さんの絶妙なタイミングで場は収拾し、デザートを食べながら塩コンブの作り方のレシピを聞くことになりました。

最後にもう一度1人1人の感想を言って会は終わりました。

感想で印象に残ったのは、1人は瓦職人をしているママネのスタッフの旦那さんの話。建築資材不足で仕事が減り、福島の方へ出稼ぎに行こうか迷ったことや手仕事の話・瓦を通じて屋根が呼吸しているという話。まだ若いのにみんなの前で堂々と自分の考えを話すのは頼もしいなあと思いました。それと鍼灸の先生。自分が出来ることをするという話。さすがは長老という感じで説得力のあるお話しでした。

こうして皆がゲストでもいいような個性的なウダウダの会第2回は、お陰様で無事終わりました。

なのですが、後片付けをして楽天堂チームが帰った後、2次会(といってもウダウダ残っていただけですが)が始まりました。

こちらで農業をしている若者が、友人が東北地方にいてそういう縁もあって、夏休みに子どもたちを短期間でも受け入れられないかなあと言う話が 会の中でもあったのですが、具体的にどんなことが出来そうなのかという話を市議の勝井さんにもアドバイスしてもらいながら話をしていました。

それで、もっと何をしたいか何が出来るのかということをまた別の機会に話ししようということになり、それはウダウダの会ではないですが、こちらのお寺をミーティングの場としてお貸しすることにしました。今回のイベントの影響を受けてかしれませんが、夕ご飯1品持ち寄りで行うことになりました。

そうやってこの会をきっかけに別の集まりが出来ていくのはとてもこのようなスタイルでやって良かったと思いました。

元々お寺という場所は法事や葬式で食事をふるまったりすることもあり、キッチンや食器などこういう1品持寄りの会にはうってつけの会場なのだなあということにあらためて気付かされました。

会費は1,000円だったのですが、十分採算が取れます。どこかでお店で集まればこういうわけにはいきません。

これをお読みの皆さんの地元のお寺がそういうことに場所を貸してくれるかどうかということまでは、私にはよく分かりません。でも、自分としては、自分の家族のつながり、同窓生の繋がり、地域のつながり、仕事の繋がり、檀信徒という繋がり。これらは皆社会的な関係をベースにした繋がりだと思うのですね。ではなくて、興味や関心で繋がるゆるーいつながりがこれからは大事になってくるのではないかと思っています。社会的なつながりにはどうしても上下関係ができてしまいます。ツイッターでフォローしたりされたり程度の関係のリアル版。そういう繋がりの場を提供することは大切ではないかと思うのですね。

色々なニュースを見るにつけ、もうトップダウンでは物事が進まない。ボトムアップでないと埒があかない時代に突入しようとしていると思います。

もともとがIT系なので、ウダウダの会もユーストリームで配信してなんてことを一瞬思ったりもしたのですが、そういうことではないと思います。共有も大事ですが、一期一会という「その時その場で出会う人」との関係を大切にしていくことも大切だと思います。逆に出会ったのなら何か事を起こさないと出会えなかった人に失礼と思うぐらいの意気込みで共通のレールを引いてみてもいいのではと思っています。数を多く集めることが目的でもなく、集まった者が息吹を吹き込まれるような場をこれからも作っていきたいです。

ちなみに、次回は「ウダウダ写経会」の予定です。